2017年6月
GRJ76復刻版 初回車検とIPFフォグ取付
早いもので復刻版発売からもう2年経つんですね~
本日は、初回2年目の継続車検整備です
走行も少なく、ブレーキ分解清掃や定期油脂交換などで車検は完成です
今回は、車検ご入庫と同時にご依頼カスタマイズがあり、IPF製のランプステーとオフロードフォグの取付です
昔はラジエターグリル加工や、バンパーに穴あけ加工などでフォグ取付をしていた頃を思い出しますが…
このIPF製のランプステーはボディー加工無く取付が出来、新しい車に加工したくないオーナー様には
非常に良いパーツですね~
最近はフォグ取付はめっきり少なくなってきましたが、久しぶりのフォグ取付作業です
明日から7月
GLOBAL2017 後半も「全てに全力で」頑張らせて頂きますので、宜しくお願い致します
ランクル70 緊急ご入庫(^^ゞ
本日は、ブレーキオイル漏れで緊急ご入庫のランクル70
県外にてご購入されたランクルだそうですが、お客様の地元新潟から修理のご依頼です
ブレーキ漏れ箇所は、ロードセイシングバルブより油圧を掛けると漏れてきます
突撃ご来店でしたのですが、故障個所がブレーキとなれば、後日修理とも言えず…
緊急でご入庫頂きました
見ないでおこうと思っても診てしまう性分
色々と問診してみますと、やはり直進安定性が無い…とか、ブレーキが甘いなど
定期的な各部の調整、締め付けはされておらず
リフトアップ工作による障害も、必須な加工改善もされていません
当社も緊急ご入庫で、他の入庫予定も有りますので、クイック的な調整整備だけで、今回は納車させて頂きました
遠方からのご入庫ですので、またご来店頂くのも無理でしょうが、またご縁有りましたらお手伝いさせて頂きます
JA22 ショックマウント補強加工(^^)v
本日は、車検でご入庫のJA22ジムニーの24ヵ月車検整備です
走行は少ないのですが、JA12/22の泣き所 フロントショックマウントのステムホールの拡張です
今回のジムニーはまだホール部の拡張ですが、酷い車体は割れてしまっているケースも少なくないですね~
このアッパーマウントはフレームの一体ですので、簡単に交換とはいきません
やはり現物を修理するしか方法がありませんね~
当社では、このマウント部に4㎜厚のワッシャーを直接溶接し、以前よりも強度を持たせます
当然、ショック本体の劣化の点検は必す必要です、ショック自体も劣化していると、またマウントを割ってしまいます
また、修理は長期改善が目標ですので、「画像5」溶接加工後はしっかいサビ対策をしておかないと
サビによる強度低下を引き起こしてしまいます
ショックの取付の際には、マウント裏側にも4㎜厚のワッシャーを挟み込む事で、
既存マウント厚みと合わせて、強度抜群の合計9㎜厚のショックマウントの実現です
これで、そう簡単には破断しません
オーナー様は、この型のジムニーが非常にお気に入りですとの事ですので、大切に永く乗って頂けますよう
GLOBALも全力でお手伝いさせて頂きます
当然、修理は長期改善が目的ですので、溶接加工後はサビ防止対策施工をしておかないと、サビによる強度低下を引き起こしますね
JB23 ファイナルLSD組み込み(^^)v
本日はJB23 リヤへ、ファイナルLSDの組み込み工作です
一般道と雪道走行重視という事で、今回はオンロードモデルの45/45をチョイス
まずは、左右のドライブシャフト抜きから作業開始です
純正リングギヤを組み換え後、ダイヤルゲージでバッククラッシュ調整後、歯当たり確認させて頂き
新しい職場へ組み込んで行きます
走行距離もそこそこ走り込んでいますので、ここまで分解しましたので、今後アクスルオイルシール劣化からデフオイル漏れも将来的に故障可能性もあり
またドライブシャフト抜きと修理工賃が掛りますので…
折角です、480円のオイルシール×2個 オイルシール打ち換えも早期予防交換させて頂きました
未来お財布応援です
いつも遠方からのご入庫、誠に感謝致しますm(__)m
「折角だから...」が納期遅れを引き起こしています(^^ゞ
先月お買い上げ頂きましたランクル77が完成間近になって来ました
ようやく各パーツが全て揃いましたので、完成に向けて最終の組付け、カスタマイズ工作です
フロント部は、クリアーサイドベゼルや最終型メッキグリルなどなど…
フロントバンパーは、出っ歯バンパーですがフェイスバンパーは新品へと組み換えです
せっかくですので、バンパーステーやフレームガイドは、既にサビが出ていますので、この様な時しかサビ対策ができませんので
ワイヤーブラシやエアーブラシでサビを取り除き、防錆施工に防錆剤を刷毛塗り施工です
やはり刷毛塗りが一番塗膜が厚く、長期防錆対策には一番効果的ですね~
新品のフェイスバンパーは、表面はメッキ加工されていますが、裏素材はプレス素地そのままですので
ここは本当にサビやすいので、脱脂処理後、油性塗料で、これもやはり刷毛塗りです
日頃見える箇所はサビが出ればメンテナンスされるでしょうが、やはり見えない箇所程、しっかり防錆対策が必要です
「折角だから」が納期遅れを引き起こすのですが、自己満足出来ずに納車が出来ませんので…
なんとも損な性格で、いまにお客様に怒られそうで…
でも、納車時はきっと楽しみになるんです~
JB23 「ジャダー修理」
毎月、コンスタントに入庫します修理が 「ジャダー修理」です
本日は5月にご予約頂いておりましたH様のJB23のジャダー修理です。
受け入れが遅くなり申し訳ありませんでした
特にジムニーのJB23系に多くの症状が出てしまいます。
これは、リフトアップ車やノーマル車に関わらず、皆さんご相談頂く内容は
「60キロ位から、ハンドルが異常に揺れだし、速度を落とさないと収まらない」
「いつも、この症状が出る道が決まっている」…などなど
当社もかなり前から、何台ものジムニーを修理させて頂きました。
当初は、「キングピンベアリングにシム増し」 「ナックルストッパーゴム付のオイルシールリング交換」 などなど…
しかし、組み付け当初は改善しますが、やはり しばらくすると、またジャダーが発症してしまいます
特に、ジムニーなどの クロカン車の特性上 悪路など走らないわけにはいきません。
その場限りの修理、調整では、また再発症してしまいます
お客様の協力も頂き、あれも、これもと思考錯誤してきましたが、
やはり、基本部分を加工修理しないとダメと判断
やはり、ジャダー発症の原因は、「キングピンベアリング本体」 と 「テンションロッドの共振」 です。
そこで、当社では、「ジャダー対策キングピンベアリング」 と 「ジャダー対策強化テンションロッド」 の開発です
今現在、この仕組みによるジャダー修理で、県内外から かなりの台数を修理、調整させて頂きましたが、再発症は「0台」です
時速80キロ以上で、道路上のギャップを踏んで頂いても、ジャダー発症はありません。
クロカン走行と並行して使用して頂いているお客様で、修理、調整後、今現在50,000キロ以上走行して頂いてますが、ジャダー発症は無いようです
但し、ベアリングは消耗品ですので、50,000キロ位で、定期交換はお勧め致します。
ジャダー発症によるご相談は、随時させて頂いておりますので、ご遠慮なくお問合わせ下さい。
尚、技術ご相談の多い、業者様におかれましては、当社独自の加工技術と調整がある為、部品のみの販売供給はしておりませんm(__)m
技術提供、部品供給は行っておりませんので、ご理解の程 宜しくお願い致します。
【危険事例】
すでにジャダーが発症しているキングピンベアリングに、シム増しにより調整をした場合の キングピンベアリングの破断事例です→こちら!!
78プラド ナックル全オーバーホール
本日は、28万キロ走行のランクル78プラドのナックル全オーバーホール作業です
走行シミーが酷く、ナックル裏のオイルシール隙間から等速ジョイントグリスが大量に漏れてきています
この場合は、ナックルのオイルシールの劣化を疑いますが、ハブ自体にガタがあるようですと、
オイルシールに劣化が無くてもオイルを押し出してくるケースもありますので、受け入れ時点でハブのガタ点検は必修ですね~
さっそくナックル部を分解していきますと、「画像5」のように、キングピンベアリング本体のベアリングシートは破断し、ベアリングボールが飛んでしまっています
こうなると、当然シミーは酷く、直進走行でもハンドルのセンターが出ませんね~
ジムニークラスのキングピンベアリング破断はよくご入庫しますが、この重量級のランクル等ですと馬力性能もありますので…
状況が酷い場合には、キングピン本体も折ってきますので、最悪の場合には走行中にナックル外れを起こします
車検や法定点検時には、勿論ハブのガタ点検は必修ですが、ハブベアリングのロックナットのシム調整は定期的に締め付けして行きましょう
日々の点検や、内装、外装の清掃が愛車の寿命を延ばすのには、必要不可欠ですね~