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JB23 危険なリフトアップ(^^ゞ
先週アシストグリップ取付で、新規ご入庫頂きましたT様のJB23でしたが、見てはイケない未整備箇所を発見し
先週に続けて再度ご入庫頂きました
県外の中古車販売店にてご購入されたジムニーですが、購入時にリフトアップされたようですが…
キャスター角の補正や、ブレーキホースの延長加工がされて無い為に、「画像2」 着地状態で既に余裕が無いほど伸び切ってしまっています
これは本当に危険で、大きなギャップ走行でホースが千切れ ブレーキは制動不能となります
専門知識も無く、見栄えだけで販売されている業者様もホントに多いのですが
企業は確かに利益を上げないとお客様への還元や、存続出来なければお世話出来なくなってしまいますので、基本的には 「利益追求型」 となりますが
それはお客様が喜んで頂いての対価として利益を積み上げなければ、喜びの無い 「念の入ったお金」 を蓄積しても企業は腐っていきます。
ブレーキ不能で事故でも起きたら、どうするのでしょうか 作業をしていても、怒りを覚えます
また、今回はリフトアップに伴い、フロント・キャスター角の補正がされておらず、オーナー様は初めてのリフトアップ車ですので 「こんなもの」 と…
未補正車の症状説明させて頂きますと、「確かに」…との事
おそらく今日のお帰りは、直進安定性は良く、NOストレス走行が実現したのでは…と思います
お客様は、身内同様です お客様の車は自分の愛車と思って、車にも「情」を
何の根拠も無いですが 「利益が上がらなくても、お客様が喜んで頂いているうちは会社は潰れない」 だけを信じて日々精進ですね~
ランクル76 ブレーキ整備手順(^^)v
最近はコアな作業ブログが多かったので、今日のブログはGLOBAL基準の、基本的な車検整備のご紹介です
本日は、ランクル76の車検整備の一部、ブレーキ分解、清掃作業のご紹介です
昨年、他社にて中古でご購入後、納車直後トラブルが有り、そのご相談を受け当社にて修理整備させて頂きましてからの
お付き合いとなりましたI様のランクル76です。
11万キロのディーゼル最終型のランクル76
11万走行とは思えない程の、お車の状態は抜群の車両です
昨年のご相談で、点検させて頂き整備させて頂きましたので、今回の車検整備では、定期的な分解清掃と各部のグリスアップ、各部調整で12ヵ月車検は完成です
ランクル70系、80系は基本的には同じですが、
「画像2」 フロントブレーキはパッドを抜き、ピストン固着点検後、パットの清掃とパットシムとスライドピンのサビ落とし後グリスアップです。
この型のブレーキキャリパー整備は、赤丸部分に、高粘着グリスを塗ることが大切な作業で、この部分に油脂が無いとブレーキ鳴きを起こします
「画像3-4」 リヤドラムブレーキは、ドラムを外し、ブレーキシューの表面は布ヤスリシートで焼けた表面を落とし、1年リセットさます。
シューのバックプレート当たり面にモリブデングリスを湿布し、→印のドラム面の当たり面を電動ワイヤーヤスリでサビを落とし、サビ防止の塗装です
平成5年位までのランクルですと、ここにペーパーシールが貼ってあったのですが、中期型からはありませんので
この工程後、当たり面にグリス湿布後ドラムを組付けます
この当たり面のサビ落としと、グリス湿布を怠ると、初動時にブレーキ鳴きを起こします
このように各車種によって、経験事例を活かしながら整備させて頂いておりますm(__)m
日々のお客様ご意見頂きながら、日々精進です
78プラド ステアリング/ジョントシャフト交換
本日は、ステアリング時のガタつき異音でご入庫頂きましたT様の78プラドの修理作業です
女性カメラマンのT様のプラドですが、ステアリング時に 「コトコト」 と異音とガタつきが気になるようになったとの事
お盆休暇前にご入庫頂き、症状の診断で原因箇所の特定は出来たのですが、メーカーも連休との事で部品入庫が今となってしまい
昨日からご入庫頂き、本日完成納車させて頂きました
「画像4」 のように、シャフト部のスパイダルジョイント部のガタですが、プロペラシャフトのようにスパイダル交換部品の供給が有りませんので…
シャフトAssyでの交換となってしまいます
ギヤボックスまでは、2本のシャフトでの構成となっていますので、ステアリングホイールからギヤボックスまで全抜き作業となります
やはり大切に乗っておられるオーナー様は、小さな異変に気付くのが早く、被害も最小限で修理が出来ますので永~く好調子で乗って頂けます
交換後はステアリング反応も抜群です
追伸 19日の娘の結婚式は無理をお願致しますが、宜しくお願い致しますm(__)m
三菱ジープ クラッチO/H
本日は、7月にご予約頂いておりました石川県から新規ご入庫のジープのクラッチのオーバーホール作業です
走行は2万キロと少ないのですが、クラッチ滑りによる走行不良との事です
ジープのミッション下ろし作業は、とにかく重く、セルモーター等の周辺部品の外しに難を極めます
ボルト等が緩まない セルモーターが外れない
ミッション本体が外れない
などなど
構造的には通常と何も変わらないのですが、固着とサビによる作業難が有りますね~ 少し涼しくなった時期でホントに良かったです
「画像3」 のようにパーツも大きく、クラッチカバーはとにかく重いし、デカイ
半日掛けてミッションが外れてくれました
ここからは、カバー、ディスク、パイロットベアリング、レリーズベアリングを交換させて頂き、元の職場へ戻してあげます
今回は、クラッチレリーズの動きも良くない為、インナーKitでオーバーホールも良かったのですが…
過去の整備記録によると、8年前にオーバーホールされているようでしたので、この年式になると、いつ部品の供給がストップするか判りませんので
お客様のご了解の上、レリーズAssyにて交換させて頂きました
また22年間、一度も交換歴が無さそうでしたので、燃料フィルターも交換させて頂きました
ディーゼル車の燃料フィルター管理は、噴射ポンプ保護の為には、絶対怠ってなイケない管理ですね
非常に良い状態のジープです永~く大切に乗って下さい
この度は、ご入庫お待ち頂き、ご理解とご協力ありがとうございましたm(__)m このご縁に感謝ですm(__)m
78プラド 電動フリーハブO/H修理
昨日夜、緊急ご入庫のランクル78プラド
走行中、激しい異音が発生 本日からさっそく原因追究作業です
フロント部から異音が発生との事ですので、一番疑わしいのはオートフリーハブです
この電動フリーハブは、経年と共によく壊れますが、モーターを点検してリますと…しっかり動いています
しかし、ハブブロック内のスプラインベアリングは非常にサビが多く、手動で回してみると 「ゴロゴロ」 と油脂の無い乾き切った音
やはりハブプロック本体が原因のようです
但し、このハブブロックはメーカー値上げ値上げで、片側5万円以上と今や高額で、この機会のマニュアルハブへ装換されるお客様も多くいらっしゃいます
しかし今回は、この電動フリーハブをオーバーホール修理させて頂きました
オーバーホール大好きGLOBALでは、NG電動フリーハブを部品取りでストックしておりますので
まずはスプラインベアリングの良好な固体からブラシとモーターを外し、分解組み上げさせて頂きました
マニュアルハブへの装換費用よりも安く修理が出来、お客様のお財布応援させて頂きました
やはり修理で直る事は勿論良い事ですが、それが安価で直れば一番良いですね~
JA22 車検整備&ナックルオイルシール交換
本日は、継続車検でご入庫頂きましたJA22の車検整備です
15万キロのK6Aですが、ナックルのオイルシールが破れてしまっています
ナックルアーム部が錆びてしまい、オイルシールを傷つけてしまいナックル内のグリスを流してしまっています
ナックル分解後、ナックルアームを磨き磨きで凹凸を無くしてからサビ防止剤でカーキングです
この手間が必須です この手間を惜しむと…せっかく交換したオイルシールを直ぐにキズ付けてしまい、キングピンベアリングを固着させ
ジムニー特有の 「ジャダー」 を発症させてしまいます
このひと手間の部分は、お客様にはお見せしませんが、当社の自己満足の範囲ですので、結果調子よく乗って頂ければ、それが当社の喜びです