本日は、走行異音発生で緊急ご入庫頂きました、ランクル70の修理作業です
ロードサービスにて搬送ご入庫となりましたが
さっそく、異音の原因となります箇所の診断ですが…
左フロントのマニュアルハブが、ぐらついています
既にハブブロック固定用のボルト全てが折れてしまっており
ドライブシャフト先のスナップリングだけで欠落を防いでいるだけです
アクスルハブに残ったボルトは取り外し不可能
ハブリングは再使用は出来ません
そこから作業進めて行きますが、何と ハブロック用のスピンドル先が割れてしまっています
アクスルハブとリングハブは新品調達出来ましたが
スピンドルは入手出来ず、一旦作業ストップで、諦めムード満載でしたが
数時間、無い頭ひねった結果
ロックキー部を加工し、別の箇所に新設することで、
ハブベアリング抜けを防いでいきます
構造上は、純正同等の強度は保たれた筈です
旧車整備には、これから増々、新品部品が入手困難になってきますね~
現物加工や現物修理技術が必要とされてきます。
知識だけでは乗り越えられなくなってきますので、
現場経験を積んでいく事が、お客様の為に一番重要な精進なんですね~