先月からお預かりしておりますランクル77がようやく本日で最終工程となりそうです
パワステポンプのオイル漏れ修理の為のオーバーホール作業
フロントハブのガタ大での、ハブベアリングの打ち換え
走行298,000キロ走行での、2回目のタイミングベルト&ウォーターポンプ分解交換
リヤヒーターパイプ部からの冷却水漏れ修理
パワステポンプからの作動油漏れは、点検ご依頼でご入庫されるランクル系は大抵のお車は漏れていますね~
ポンプAssyに交換するのが作業効率的には良いのでしょうが、お客様のお財布にもご負担増ですし、エコではありませんので、当社では迷わずオーバーホール修理させて頂きます
また、リヤヒーターパイプの腐りによる冷却水漏れも70や80系にも多く、なかなか発見し難い故障個所でもありますが…
このリヤヒーターパイプの交換はエンジンリヤからリヤヒーターユニットまでがスチールパイプ1本物で、交換する際にはミッション脱着作業が必要になります
部品代は安いのですが、高額な工賃のご負担が必要となりますので、お客様とご相談の上、費用対必要性を考えると、ここは修理を不要との事ですので
パイプ腐りが無い部分手前でバイパス加工となりました
しかしこのランクルの場合は、エンジンの裏側のみしか辛うじて腐っていません
ここは一番作業し難い箇所ですね~
ホースジョイントでエンジン裏をバイパスさせると、エンジン熱でホースが焼けてしまいそうです
ここは、やはりスチールパイプを作るしか方法はありませんので、15㎜径のスチールパイプにホース抜け対策の為のフレアリング加工させて頂き、エンジンブロック裏へとバイパスさせて頂きました
これで予定しておりました全ての修理作業は、ほぼほぼ終了し
後は、下回りの防錆シャーシ塗装のみを残し、週末には車検を受けてきます
長々とお時間頂きましたが、今週末の連休には納車させて頂きますので、もうしばらくお待ちくださいm(__)m
パイプにフレアリング加工後、干渉防止のパイプクランプ製作させて頂き、エンジンブロック裏へ冷却水をバイパスさせて頂きました