本日は、先月から修理ご依頼のありました新規ご入庫のJA22 走行異音の点検、修理です
ご入庫頂き走行テストしてみますと、「ゴーゴー」と速度に比例して異音も早くなってきます
どうもフロント部からの異音のようで、さっそくリフトアップさせて頂きますと…
左前輪のブレーキキャリパー固着によるブレーキ引きずりのようです
しかし、いままでの経験上どうも引きずりだけの異音ではないようで…各部の点検をしてみると…
「画像3」 フロントプロペラシャフトが抜けそうなくらいガタついています
原因は、リフトアップによるキャスター角の補正がさせて無い為に、シャフト角が付き過ぎてしまい、おまけに延長もしていないので
トランスファーにやっとの長さで付いているだけです
お客様は街乗りだけの走行でしたので、なんとか抜けずにいたのでしょう
「画像4 」また、フロント左のブレーキホースがスプリングマウントに干渉してしまい、擦れて危険な状態 これは本当にホース破裂がなくてホントに良かったですが…
万が一切れて破裂すれは、ブレーキは全く効きません
ホース延長はしているのですが、このホースはボディーリフト車用の延長ブレーキホースで、取り付けたホースが違っています
…怒りが込み上げてきます シャフトが抜ける ブレーキが効かない 何とも無くて良かったものの、何かあったらどうするのでしょうか
見よう見マネの知識で、足回りの改造はホントに危険です
車の異音は、車が異常を教えてくれるのサインです このサインを早期に感じることが車を大切に永く乗る為の秘訣なんでしょうね~
今回は、ナックルハウジング本体にガタがありましたので、ナックルも全オーバーホールさせて頂きました
これで安心して永く乗って頂けましたら、当社としてもお手伝いさせて頂いた甲斐があります
せっかく縁有って手元に来た車ですので、永~く大切に乗ってあげて下さいm(__)m
キャリパーオーバーホール後は汚れ、サビ落とし後シルバーペイントで防錆お化粧しておきました
プロペラシャフト抜け寸前と、ブレーキホース干渉によるボース亀裂
ナックル全オーバーホールで、オイルシール、ベアリング全打ち換えです