本日は先月よりご予約頂いておりました、静岡県からご入庫のJB23ジャダー修理です
ジャダー症状が激しく、高速走行が不能な為、下道にてお時間掛けてのご来店誠にありがとうございました
19年式、走行103,000キロですが、数年前に市販のジャダース対策パーツで修理されたようで…
ナックル分解してみますと、ナックルハウジングシールやキングピンベアリング部に定番のワッシャーが組み込まれています
組み込み当初は改善は一旦するのですが…
既に弱っているキングピンベアリングへ、ワッシャー等でストレスを与えると 「画像3」 のように、ベアリング破断、ベアリングシート破断させてしまい
ジャダー再発を起こします
やはり原因の基本となります部分をしっかり対策しないと、長期改善は致しません
自社独自の技術であります「ジャダー対策キングピンベアリング」と「対策強化テンションロッド」でしっかり対策させて頂きました
遠方からご入庫との事ですので、今日は一日、他の作業を全てストップで当日納車での段取りとなりますので、2人掛りでの集中作業となります
今現在、この仕組みによるジャダー修理で、県内外から かなりの台数を修理、調整させて頂きましたが、再発症は「0台」です
時速80キロ以上で、道路上のギャップを踏んで頂いても、ジャダー発症はありません。
クロカン走行と並行して使用して頂いているお客様で、修理、調整後、今現在50,000キロ以上走行して頂いてますが、ジャダー発症は無いようです
ジャダー発症によるご相談は、随時させて頂いておりますので、ご遠慮なくお問合わせ下さい。
尚、ご相談の多い、業者様におかれましては、組み付け時の調整がある為、部品交換のみでは、長期症状改善は出来ませんので
技術提供、部品供給は行っておりませんので、ご理解の程 宜しくお願い致します。
【危険事例】
すでにジャダーが発症しているキングピンベアリングに、シム増しにより調整をした場合の キングピンベアリングの破断事例です→こちら!!