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2連休の定休日返上(^^ゞ
昨日と今日は月に一度の第日曜と毎週月曜の2連休ですが…休日返上でもくもく作業です
これで3週休み無し(^^ゞ 社員は働かせません(^^ゞ
8月にお聞きしておりましたランクル101点検整備
昨日と今日は整備遅れていますランクル101の定期点検整備です
貴重なディーゼルターボ後期型の18万キロ走行、走行キロから察してもまだまだ現役で走ってくれそうなランクル101
今回当社に整備ご依頼があったのも、昨年他社にてご購入され、整備内容に少々不安があるとの事でご入庫頂きました
12ヵ月点検と言えども、HDJ101の故障経験も含めての各ランクル型式の自社独自の点検項目に沿ってのフル整備となります
80系、100系の弱いパワーウインドーの寒きなってくると故障するレギュレター&モーター
リヤゲートからの雨漏り
ステアリング振れが大きくなってら気付く、フロントハブベアリングのシム調整
見落としがちな、スタビブッシュの劣化…などなど
今回はおそらく18万キロ未交換となりますショック4本 すでに前後1本づつがオイル漏れ
交換となりましたが…
これはランクル100系の泣き所
作業されたモータースさんはお分かりでしょうが、こうなってからのリヤショックは簡単には交換が出来ません
アッパー側のナットが固着してしまって…ボディーとの隙間には工具は入らないし、切るにもグラインダーが入らない
ボトム側から段階的に少しづつ破壊して行き、最終的にアッパー側ステムボルトを切り落とします
グラインダーを駆使しますので、危険と時間が相当な負担が掛ります
これで乗り心地はかなり改善されたと思います
50万キロ目指して、当社も頑張ってお手伝いさせて頂きますので、縁有って手元に来たランクル101 大切に永~く乗って下さい
この手のパワーウィンドシステム交換には、挟み込み防止機能付きモーターですので、一旦モーターシステムをリセットしてあげないとウインドーは通常通り動きません
レギュレター交換と同時交換お勧めさせて頂いてますが、ガラスランの交換
このガラスランが悪の枢軸なんです 同時作業ですので部品代だけ済みますね~
JA22 走行異音修理で怒りMAX!
本日は、先月から修理ご依頼のありました新規ご入庫のJA22 走行異音の点検、修理です
ご入庫頂き走行テストしてみますと、「ゴーゴー」と速度に比例して異音も早くなってきます
どうもフロント部からの異音のようで、さっそくリフトアップさせて頂きますと…
左前輪のブレーキキャリパー固着によるブレーキ引きずりのようです
しかし、いままでの経験上どうも引きずりだけの異音ではないようで…各部の点検をしてみると…
「画像3」 フロントプロペラシャフトが抜けそうなくらいガタついています
原因は、リフトアップによるキャスター角の補正がさせて無い為に、シャフト角が付き過ぎてしまい、おまけに延長もしていないので
トランスファーにやっとの長さで付いているだけです
お客様は街乗りだけの走行でしたので、なんとか抜けずにいたのでしょう
「画像4 」また、フロント左のブレーキホースがスプリングマウントに干渉してしまい、擦れて危険な状態 これは本当にホース破裂がなくてホントに良かったですが…
万が一切れて破裂すれは、ブレーキは全く効きません
ホース延長はしているのですが、このホースはボディーリフト車用の延長ブレーキホースで、取り付けたホースが違っています
…怒りが込み上げてきます シャフトが抜ける
ブレーキが効かない
何とも無くて良かったものの、何かあったらどうするのでしょうか
見よう見マネの知識で、足回りの改造はホントに危険です
車の異音は、車が異常を教えてくれるのサインです このサインを早期に感じることが車を大切に永く乗る為の秘訣なんでしょうね~
今回は、ナックルハウジング本体にガタがありましたので、ナックルも全オーバーホールさせて頂きました
これで安心して永く乗って頂けましたら、当社としてもお手伝いさせて頂いた甲斐があります
せっかく縁有って手元に来た車ですので、永~く大切に乗ってあげて下さいm(__)m
キャリパーオーバーホール後は汚れ、サビ落とし後シルバーペイントで防錆お化粧しておきました
プロペラシャフト抜け寸前と、ブレーキホース干渉によるボース亀裂
ナックル全オーバーホールで、オイルシール、ベアリング全打ち換えです
静岡県からご入庫 「ジャダー修理」
本日は先月よりご予約頂いておりました、静岡県からご入庫のJB23ジャダー修理です
ジャダー症状が激しく、高速走行が不能な為、下道にてお時間掛けてのご来店誠にありがとうございました
19年式、走行103,000キロですが、数年前に市販のジャダース対策パーツで修理されたようで…
ナックル分解してみますと、ナックルハウジングシールやキングピンベアリング部に定番のワッシャーが組み込まれています
組み込み当初は改善は一旦するのですが…
既に弱っているキングピンベアリングへ、ワッシャー等でストレスを与えると 「画像3」 のように、ベアリング破断、ベアリングシート破断させてしまい
ジャダー再発を起こします
やはり原因の基本となります部分をしっかり対策しないと、長期改善は致しません
自社独自の技術であります「ジャダー対策キングピンベアリング」と「対策強化テンションロッド」でしっかり対策させて頂きました
遠方からご入庫との事ですので、今日は一日、他の作業を全てストップで当日納車での段取りとなりますので、2人掛りでの集中作業となります
今現在、この仕組みによるジャダー修理で、県内外から かなりの台数を修理、調整させて頂きましたが、再発症は「0台」です
時速80キロ以上で、道路上のギャップを踏んで頂いても、ジャダー発症はありません。
クロカン走行と並行して使用して頂いているお客様で、修理、調整後、今現在50,000キロ以上走行して頂いてますが、ジャダー発症は無いようです
ジャダー発症によるご相談は、随時させて頂いておりますので、ご遠慮なくお問合わせ下さい。
尚、ご相談の多い、業者様におかれましては、組み付け時の調整がある為、部品交換のみでは、長期症状改善は出来ませんので
技術提供、部品供給は行っておりませんので、ご理解の程 宜しくお願い致します。
【危険事例】
すでにジャダーが発症しているキングピンベアリングに、シム増しにより調整をした場合の キングピンベアリングの破断事例です→こちら!!
JA22 ショックマウント割れ修理(^^)v
本日は、先月からお待ち頂いておりましたK様の、コイルJA系の泣き所のフロントショックマウント割れ修理です
JA系のコイルリジット車の泣き所ですが、ショックブッシュの劣化や、ショック本体の劣化により
アッパーマウントのスリーブボルト穴の拡張や、割れを起こし、最悪の場合はフレームマウント本体を交換しないとイケなくなってしまいます
今回のジムニーの場合は、右アッパーマウントは修理可能なギリギリの状態でした
右マウントは穴の拡張
お得意の現物加工修理で、アッパーマウント部に自社の4㎜厚のワッシャープレートを溶接 ノーマル状態よりも強度抜群です
組み上げ時には、ショックブッシュも新品に同時交換させて頂きました
元々マウント板厚は薄く、弱いようですが…このジムニーの場合は、リフトアップによるショックの減衰力強化の為、既に弱っていたマウントを割ってしまったようですね~
ただリフトアップパーツ交換するのではなく、それによるデメリットも予想しながら作業して欲しいものですね~