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BJ74 燃料ストレーナー生産終了につき、本体製作加工!
本日は平成1年式、ランクル BJ74の燃料ストレーナー(水分、異物のろ過装置)の製作加工です
BJ系の燃料ストレーナーは2箇所あり、そのうちの1箇所のストレーナーが不良のために 燃料にエアーが混入するため エンジンが止まってしまう症状です
皆さんご存じの通り、ディーゼルエンジンは燃料(軽油)にエアーが噛むとエンジンが動きません
当然、ガス欠させてしまうと、エアー抜き作業が必要となります。
今回のランクルは、図2のように 既存の燃料ストレーナー下部のタンクを溶接にて修理形跡があります。そこからのエアー混入のようです
通常であれば、ストレーナー本体ユニットを交換で済むのですが、トヨタ共販もデンソー部品も 既に部品供給が止まってしまっています
IN~OUTホースをバイパスしてしまえば、エンジンは始動するのでしょうが、万が一、エンジン内に水分、ゴミなどが入ってはいけません
ここは、GLOBALお得意の現車、現物加工です
1HZ用の中古品 エレメントブロックを手に入れ、さっそく取付加工です。
既存のパワステオイルタンクをエアークリーナーケース横へ移動して、スペースを作ります
あとは、エレメントブロック用の取付ブラケットを加工し、燃料ストレーナーをバイパスして完了です
作業途中、ホース径が合わない 奥行きが足りない
ホース取り回しが出来ない…などなど有りましたが、何せ初めての加工ですので 時間がかかってしまい、申し訳ありませんでしたm(__)m
お客様のご理解のお陰で、十分な時間をかけて作業させて頂きました
JA12 エンジン不調!修理引き継ぎ?
本日は、M様の エンジンストール修理と ナックルオーバーホールです
先日から、信号待ちなどで時々エンジンが止まってしまい、地元のスズキディーラーで修理入庫しましたが、
相変わらず調子が改善せず、 再度、修理依頼したところ 「GLOBALさんで診てもらって下さい。」 と言われたらしく、今回新規でご入庫です
ディーラーさんでも、それなりの修理代をお支払いされたようですが、最後まで引き受けして頂きたいものです
技術提供してもらうなどの対応は出来ないものでしょうか? さじを投げられたお客様が、非常にかわいそうです
引き継ぎ?後、修理作業伝票と照らし合わせて、実車点検です
点火系の部品は交換されているようですが、燃料系は未交換 前例修理で色々交換してみましたが改善の様子は有りません
どうも、冷間時に症状が多く発症との事で、センサーなどを疑って見ます。
やはり、水温センサーがいたずらしているようです 水温度センサーの信号不良でコンピューターへ誤信号を出してるようです
さっそく、水温センサー交換です
見事、アイドリング安定、それに合わせて吹き上がりも改善しました 判断に時間がかかってしまい申し訳ありませんm(__)m
ナックル部のグリス漏れも酷く、修理ご提案後 追加修理させて頂きました。
初めての故障事例の修理は、精神的、肉体的にストレスがありますが、原因が判明すると 非常にうれしいものです
この機会を与えて下さった、スズキさんに感謝です。 経験値が上がります
逆輸入FJクルーザー 国内保安基準適合に改造!
逆輸入車のFJクルーザー登録に為、国内の保安基準適合車に改造です
USAの保安基準とは違い、やはり日本の保安基準は厳しいものがあります
まずは、
1) FJクルーザーのフロントフェンダーがブリスターフェンダーの為に、斜め後方からの後続車に フロントコーナーのウインカーが目視出来ない。
2) 右フロント部に、マスコットミラーが無い為に フロントバンパー先端部と右サイドアンダー部が目視出来ない
などです。
サイドマーカーは、ジムニーJA系のウインカーを増設
マスコットミラーは、FJクルーザーの右フェンダー用のもの自体が存在しないので、アームは加工です しかも強度があると 歩行者安全が確保出来ないので
取付ボルトは プラスチック製のボルトで固定です
陸運支局も最近は、歩行者安全対策が厳しくなってきていますので、特にフロント周りの突起物などにはシビアに反応してきますね
大事な事ではありますが、自動車の形に個人のオリジナル性が出しにくい環境になってきているようです
フロント、リヤ回りの改造の際には、バンパーなどの純正部品は、しっかり保管された方が良いようです