本日は、継続車検でご入庫頂きました、
ランクル60の、12ヶ月分解整備作業です
毎年当社での分解整備実施車ですが、走行は、15万キロと少ないのですが
やはり経年には勝てませんね~
今回は、フロントブレーキ固着と、リヤブレーキドラム内へのデフオイル漏れ現状と
いずれも、ゴム系のシール劣化による、故障が原因のようですね~
先ずは、ブレーキキャリパー割から、全ピストンの打替え工作です
ここで一番重要な作業は、ピストンシリンダーのサビ取り研摩です
この作業を怠ると、また数年でピストン固着が発生します
ただでさえ、トヨタ系ブレーキのピストン固着は多いですので、ここは時間を掛けてでも、徹底的に磨いていきます
また、リヤのデフオイル漏れですが、これも、アクスルのオイルシールの劣化による
ドラム内へも、オイル流入です
寒くなるこの時期は、劣化したオイルシールは固くなり、オイル漏れを食い止めることが出来なくなりますね~
旧車の維持には、オイルと水の管理は非常に重要ですので
細かな箇所まで、触診と目視で、点検を実施することは、非常に重要ですね~