本日は、ランクル77の車検整備と各部オーバーホール修理作業です
走行20万キロと、ランクルでは珍しくないですが、毎年当社にて12ヵ月分解整備実施車両です
今回の車検整備では、下回りと前後バンパーのサビ取りシャーシ塗装施工
大きな故障は無く、快適に走行されていおられるようです
しかし、20万キロですので、当社からの提案で、ダイナモの交換と、左右のステアリングダストブーツ交換をお勧めさせて頂きました。
また、ランクル系の油圧パワステポンプからの作動油漏れは泣き所ですが、作動油漏れは車検NGですので、これと併せて
お客様のご了解のもと、分解交換整備させて頂きました
ステアリングダストブーツは、グリスアップにて古いオイルを付着させていますので、皆さんブール破れは見落としがちですが…
この調整式タイロットエンドは、整備を怠るとハンドルシミーが出やすくなり
ブーツ交換と同時にボールジョイントがサビてないか しっかりチェックし、汚れや異物洗浄してあげましょう
この小さなボールジョイント数個で、2t近い車両を制御しているのですから、定期的にはオーバーホールしてあげたい大事な部分になります
また、パワステポンプのオーバーホールは、一年通しても、ジムニーのジャダー修理と同じくらいの作業数ですが、
この作業だけは、何回何個分解しても、組み違わないよう神経質な作業工程ですね~
なんでもかんでも、交換するのが良いのでは無く、現物オーバーホールや故障が酷くなる前に予防修理する事が
お客様のお財布にも優しいですし、何と言っても「環境エコ」ですね
古い車は入れ替えて、エコカーに乗るのが本当に「エコ」なんでしょうかね~
縁あって手元に来た好きな車を、大切に永~く乗るのも「エコ」に繋がるのではないでしょうか
昔、親や学校の先生に「モノは大切に」と習ったような…