本日は、他社にてご購入されました78プラドの各部修理と、補正調整作業です
今年の夏に、エアコン不調で新規ご入庫されました78プラドですが、
ご入庫の際に、その他の不調や不具合のご相談を受け、簡易ですが点検していきますと…
既に2インチほどのリフトアップ工作済みですが、車体右側前後のタイヤが異常にはみ出しており、
下回りの覗いてみますと、コイルスプリングのみのリフトアップ工作ですので、
ブレーキホースは危険なレベルで伸び切っていますし「画像2」、前後のスタビは延長補正がなされていないので、
ホーシングに干渉しています
また、キャスター角の補正すらしていませんので、直進性能は無く、ふらつきレベルの走行性能
当社もご予約待ちのお客様も多く、直ぐには引き受けも出来ず
こんな時期になってしまいましたが、さっそく各部の修理と、補正、調整作業に着手させて頂きました
リフトアップ工作によるデメリットは、補正や延長、調整と各部、適所に手を入れていかなければ
安全上に問題が出てきます
万が一、ブレーキホースが切れれば当然、ブレーキは聞かなくなりますし、
真っ直ぐ走らなければ、運転にストレスが掛かります
また、ステアリングセンターも出ていませんので、ふらつき感覚はMAXストレスとなります
ステアリングのタイロットも、数十年レベルで調整した形跡も無く、
タイロットエンドの調整ネジは、既にサビ付いており、全く調整できる感がありません
こうなると、バーナーで焼き、冷やす、また焼き、冷やすと…
ねじ山修正とサビ取りで、小一時間かかって、ようやく手動でも動くレベルまで再生していきます
今回は、長く乗って頂くためにも、今後発生しそうな故障もご説明させて頂き、
予防修理として、まだ未整備のグロープラグとロードセーシングバルブの交換も実施させて頂きました
ご予約から受け入れと、大変長らくお待たせ致しましたが、
劇的に乗り心地と、走行性能は良くなりましたので、楽しいランクルライフをお楽しみ下さい
この度は、ご入庫ありがとうございましたm(__)m