本日は、石川県からご入庫頂きました、ランクル80の継続車検整備作業です
本当に遠方から、貴重なお時間をかけご入庫頂き、誠にありがとうございます
今回はご入庫と同時に、ランクル80の泣き所でもあります
ウインドーの上下動きが重くなる症状の修理もご依頼頂きました
ランクル80のウインドー動きが重くなる症状の、多くの原因は、ドアガラスランの汚れと劣化が原因の一つですが
これを重いままの症状で放置していますと、モーターとレギュレターに負担をかけてしまい
最悪の場合、ガラス下の袴を外してしまい、ガラスを外してしまいます
今回の場合は、運転席のみ修理ご依頼ですが、やはりガラスランとレギュレター2点の交換となりました
この作業の場合、一番重要な、一手間作業は、ガラスにこびり付いた、長年の水垢ですが、多くの場合、これが石灰化してしまっています「画像3」
これを徹底的に磨き落とさなくては、スムーズな動きは復活しません
また、内張りに付いている水切りモールにも、長年のホコリが湿気で固まり、硬い異物化となって付着しています「画像4」
ボディー外側の水切りモールは部品として供給されますが
内張りに付く、水切りモールは内張り全交換となってしまいますので、この異物をカッターと洗剤で徹底的に除去します
この2か所の清掃が、スムーズな動きを復活させるための重要な、一手間作業です
また、後席はご家族のお子さんも辛い目に遭っているとの事ですので
「画像5.6」一旦、ガラスランを外し、溝に溜まったホコリや砂を取り除いていきます
皆さん動きが悪いと、このガラスラン部にグリスを塗って、その場を凌いでおられますが
グリスを塗った当初は改善しますが、また動きが悪くなります
これは、グリスを塗ることで、余計にホコリや砂を付着させやすくしてしまいますので
スプレーするなら、シリコン系グリスの湿布をして下さい
でも一番は、ガラスランを交換してあげるのがイイですね~
修理とは、清掃と同時に進めることで、より改善に向かいますので、大切な一手間作業です