本日は、圧縮不良で入庫のJA11ジムニーのピストン交換作業です
アイドリング不調と加速不良からの故障診断ですが、
3番シリンダーの圧縮がほぼ0という事で、さっそくシリンダーヘッドをめくっていきます…
JA22系のK6Aエンジンもよく似た症状も多いのですが、その場合はバルブ痩せが故障原因がほとんどですが…
F6Aの場合は、バルブ痩せが原因となるケースは少なく、ピストンリングを疑ってみます。
「画像1」先ずは、シリンダー内に水を入れ、ピストンとシリンダーの隙間から水が下に落ちないかで点検していきます
…やはり、3番シリンダーの水は溜まることなく、徐々に減っていきますね~
この場合、ピストンリング痩せが疑われますが、さっそくオイルパンを外し、下からピストン本体を抜いて行きます
「画像3」やはり、ピストンリングが折れてしまっていますね
これでは圧縮は上がりません
今回は、ピストンAssyと併せて、当然リングも交換とさせて頂きました
せっかく外したシリンダーヘッドですので、スラッジなどの汚れもキッチリ落とさせて頂き、明日からは、組み戻し作業となります