本日は、エンジン不調でご入庫頂きました、JA12 F6Aエンジンの
オーバーホール作業です
エンジン不調の原因としては、1番シリンダーの圧縮不良です
画像でも判断出来ますが、バルブ本体が割れてしまっています「画像」
これでは、シリンダー内の圧縮が上がる筈がありませんね~
さっそく全バルブの打替え作業となりますが
バルブ交換自体は、粛々と作業進めていくしかありませんが、ここで一番重な作業は
タッペットカバーやシリンダーブロックの、徹底的な洗浄作業です
この作業を怠ると、せっかく組み上げても、残ったスラッジや炭化煤で、バルブ温度が上がってしまい
また「バルブ痩せ」を引き起してしまいます
また、旧車が故の経年消耗となります、ピストンリング痩せから起こる「オイル上がり」
エンジンオイル消費現象ですが
せっかくシリンダーヘッドを降ろしますので、もう一つ工程を進め「ピストン抜き」
ピストンリングの溝に固着しています、スラッジを全て残らず取り除き、オイルドレンを確実に行っていきます
これで3気筒、全力作動しますので、快調に走ってくれますよ