本日は、継続車検でご入庫頂きましたJA22 K6Aのエンジンシリンダーヘッドのオーバーホール作業です
この作業は、年間のご依頼台数は少なくなく、特にK6Aツインカムターボのオートマ車に集中しておりますが
原因としましては、オールアルミエンジンにより、3速オートマにより
常に回転数も高く、エンジン本体の熱ダレによるバルブ痩せが原因ですが…
勿論、経年劣化も原因の一つですが、症状加速の原因には高速走行の多い車両に多いようです
今回のお客様のJA22の場合ですが、2年前に当社で販売させて頂きましたジムニーで
今回が納車後初めての車検となります。
当社の中古車保証期間は過ぎてしまっておりますので、有償修理となってしまうのですが
やはりお客様の立場になってみますと、乗って2年で20万円近い修理代をご負担頂くのは、販売者側の責任を負っていません
最終的には、お客様には「GLOBALで買って良かった」と思って頂けますよう
修理代もそうですが、全力でお手伝いさせて頂きます
さっそくシリンダーヘッドを降ろしていきますが、受け入れ故障診断では、2番シリンダーの圧縮が6.2kgf/cm²と低く
「画像3」では分かりに憎いですが、2番シリンダーのバルブ痩せが確認出来ます
この場合は当然バルブの交換となりますが、全バルブ×12本の擦り合わせ交換が必須となります
修理後のエンジン管理としては、
やはりバルブ回りにスラッジを貯めないよう、定期的なオイル交換管理
また、エンジンの熱ダレを起こさないよう、長距離走行の場合は、エンジン負担を軽減させるためにも休憩を取りながら走る…など
オーナー様の愛情は、必ず愛車の寿命を延ばします