本日は、継続車検でご入庫頂きました、兵庫県のJB23ジムニーです
単身にて福井でお仕事されておられますお客様で、
今回、ご入庫の際のご要望と致しましては、下回りの防錆シャーシ塗装と各部油脂交換のご依頼です
足回りの点検の際に、フロントアクスル裏のタイロットが、リーディングアームに干渉している跡があり、
原因を探っていきますと、リフトアップによるキャスター角補正がされているのですが、
リフトアップ量と、キャスターの補正角に間違いがあるようです
これだけキャスター角がポジティブですと、フロントプロペラシャフトの入角も当然きつくなりますので
四駆走行時のペラ鳴きが避けれませんが…
オーナー様にこの状況説明と、四駆時の異音発生の確認をすること…やはりアクセルOFFで異音は発生しているとの事
ペラ鳴きは一度ジョイント部をキズ付けてしまうと鳴きは止まりません
今回は、キャスター角再補正と同時に、前後のスパイダルジョイント打替えを実施させて頂きました
リフトアップ車はこれは避けることが出来ない異音と思ってしまえば、改善はそこまでですね~
リーディングアームへの干渉異音も、四駆時のペラ鳴きも、原因は必ずあります
リフトアップによるストレスは、可能な限り補正や調整をしていかなくては
四駆本来の機動力が失われます
災害時や悪路で活躍してこそ、クロカン四駆の魅力です
間違えの無い足回りカスタマイズで、四駆の本領を発揮させましょう