先日、オーバーヒートで緊急ご入庫頂きましたJA22ジムニーですが
昨日から、エンジンのオーバーホール作業報告です
ヒーターパイプ劣化から冷却水が少しづつ漏れていたようで、K6Aのアルミエンジンの弱い所でもあります
シリンダーヘッドの歪が発生
ストレートゲージで測定してみますと、通常0.05㎜以下の許容範囲ですが
「画像2」0.1㎜のシックネスゲージがスルスル通ってしまいます
スズキのメーカーも今となっては廃版となってしまっている、K6Aシリンダーヘッドですが新品入手が困難なため
外注の内燃機さんで、ヘッド面の研磨修正をして頂きました
せっかくですので、K6Aの泣き所でもあります、バルブ擦り合わせ組み換えも実施させて頂き
組み上げていきます
関連交換となりますが、
熱変形も疑われますピストンリングや、タイミングチェーン・タイミングテンショナーも予防的に同時交換
また、このような障害修理の多くの場合、オーバーホール修理後のタービンシールからの白煙発生事例も多いので
リビルトタービンに同時交換です
いよいよJA系K6Aのアフターパーツも廃版になって来ましたので
現物オーバーホールや、現物修正の技術が求められてきますね~
当社も、修理実績を増やしていき、さらなる技術向上を目指し
作業時間の短縮目指します