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ご成約車の納車前整備
本日は、先週お買い上げ頂きました、滋賀県登録のJA12のGLOBALクラシックバージョンの
納車前車検整備です
H10年式のJA型最終モデルのJA12、走行109,000キロ走行車
この型の年式になりますと、古い車の重点整備箇所は冷却水システムとオイル漏れ予防対策修理は必修です
中古車仕入れで当社カスタマイズ車ですが、10万キロのタイミングベルトは既に交換されてはいるのですが…
F6Aの注意箇所でもあります、ウォーターポンプの交換が未交換でしたので、冷却水漏れ対策を含め新品交換させて頂きました
併せてサーモスタットの交換も必修ですね~
また、ウォーターポンププーリーのサビによるファンベルト緩みも対策が必要ですので、ここもしっかり整備させて頂きます
オイル漏れ予防対策では、JA系やJB23系でも良くオイル滲みのあります…オイルクーラーブロックからのオイル滲み
このオイルブロックのオイルシール交換は500円程のオイルシールですが、交換作業は難を極めますが、県外へお嫁入りですので
簡単に出戻って来ては困りますので…ここはしっかり整備させて頂きました
タペットカバーパッキンやナックルオイルシールも交換です
エンジン寿命は、オイルと冷却水の管理が一番大切ですので、全力で対策させて頂きます
後は消耗品交換とブレーキ回りの分解清掃
I様、納車までもうしばらくお待ちくださいm(__)m 「全てに全力で…」引き続き頑張らせて頂きます
2台のシャーシ仕上げ塗装
本日は車検でご入庫の総点検の最終仕上げとなりましたランクル77の下回りシャーシ塗装と、
展示車製作のジムニーJAクラシックバージョンのシャーシ塗装の2台です
ランクル77は、ようやく完成明日車検となりました
何年もの間、全く下回りのシャーシ塗装をしたような形跡は無く、今回目立ったサビはスクレッパーやワイヤーブラシなどで出来る限り落とし
防錆塗装で下回り一新です
ジムニーはGLOBAL人気車でもあります 「JAクラシックバージョン」の製作ですが、先日色替え全塗装からようやく戻ってきましたので、
下回りの洗浄やサビ落とした後、防錆シャーシ塗装仕上げです
外装ボディーをキレイにすることは大事な事ですが、車を安全安心に走らせるのはシャーシです
特に四駆などの足回りが見え見えの車は、このシャーシ廻りも大切なメンテナンス箇所ですね~
今年の福井県は例年よりも積雪が無く良いのでしょうが、その代わりに道路はブラックアイスバーン現象が例年より多いようですね
その為、主要道路には「塩カル剤」を散布する日が多いようですので、こんな状況はとにかく下回りがよくサビます
週に一度は水道水で下回りの洗浄をしてあげて下さい
ランクル70 リヤヒーターパイプのバイパス加工...etc
先月からお預かりしておりますランクル77がようやく本日で最終工程となりそうです
パワステポンプのオイル漏れ修理の為のオーバーホール作業
フロントハブのガタ大での、ハブベアリングの打ち換え
走行298,000キロ走行での、2回目のタイミングベルト&ウォーターポンプ分解交換
リヤヒーターパイプ部からの冷却水漏れ修理
パワステポンプからの作動油漏れは、点検ご依頼でご入庫されるランクル系は大抵のお車は漏れていますね~
ポンプAssyに交換するのが作業効率的には良いのでしょうが、お客様のお財布にもご負担増ですし、エコではありませんので、当社では迷わずオーバーホール修理させて頂きます
また、リヤヒーターパイプの腐りによる冷却水漏れも70や80系にも多く、なかなか発見し難い故障個所でもありますが…
このリヤヒーターパイプの交換はエンジンリヤからリヤヒーターユニットまでがスチールパイプ1本物で、交換する際にはミッション脱着作業が必要になります
部品代は安いのですが、高額な工賃のご負担が必要となりますので、お客様とご相談の上、費用対必要性を考えると、ここは修理を不要との事ですので
パイプ腐りが無い部分手前でバイパス加工となりました
しかしこのランクルの場合は、エンジンの裏側のみしか辛うじて腐っていません
ここは一番作業し難い箇所ですね~
ホースジョイントでエンジン裏をバイパスさせると、エンジン熱でホースが焼けてしまいそうです
ここは、やはりスチールパイプを作るしか方法はありませんので、15㎜径のスチールパイプにホース抜け対策の為のフレアリング加工させて頂き、エンジンブロック裏へとバイパスさせて頂きました
これで予定しておりました全ての修理作業は、ほぼほぼ終了し
後は、下回りの防錆シャーシ塗装のみを残し、週末には車検を受けてきます
長々とお時間頂きましたが、今週末の連休には納車させて頂きますので、もうしばらくお待ちくださいm(__)m
パイプにフレアリング加工後、干渉防止のパイプクランプ製作させて頂き、エンジンブロック裏へ冷却水をバイパスさせて頂きました
法定12ヵ月点検、多数ご入庫(^^)v
本日は点検実施ご依頼が3台です
いつも滋賀県からご入庫頂くお客様、地元のお客様と続けて3台ご入庫頂きました
ランクルなどの毎年車検の車両は、毎年分解整備を実施しますので30万、40万キロと永く乗る事が出来ますが、
2年車検車両にとっては、やはり12ヵ月点検に実施は愛車を永く乗るには非常に大切なメンテナンスです
この法定点検を実施されている車両と、されていない車両とは雲泥の差が出ますね~
人間も歳をとってくると、毎年の健康診断は必要になってくるのと同じで、車も年式や、走行距離によっては毎年の整備が必要です
点検のご依頼で、毎月新規でご入庫頂くユーザー様も多く、やはり大切にされておられる車両はお預かりさせて頂きましても
感心させられる位、油脂類のメンテナンスされていますね~
実はこの法定6ヵ月や、12ヵ月点検は文字通り、法定ですので、愛車の大切な健康診断なんです
故障してから修理するのではなく、早期予防整備も大切なメンテナンスです
レカロシートレール ローポジション加工
本日は昨年、レカロシート シリーズLX-Fを取付させて頂きました、ランクル80のレール加工です
レカロシートのLX-Fシリーズタイプですが、
このシリーズは、リフトアップ車などの乗り降りにはサポートが低いので大変良いのですが、よくあるSRシリーズと比べハイポジションらしく…
ランクル80への装着の場合には、純正シートポジションよりも少々高くなってしまうようです
また、SRタイプのようなホールド性も低いので、ドライビング姿勢の安定性も低く
ハイポジションですので、天井からの圧迫感があり、今回シートレールの加工をさせて頂きました
運転席下にはリヤヒーターユニットがありますので、下げるにも限界はありますが、スライド軌道時の下限の測量の結果
限界値の18㎜ダウンで加工となりました
それぞれの足を18㎜カットし、溶接にて再加工です
当然、強度は落とせませんので溶接部や、切断面にはしっかり防錆対策のための塗装をさせて頂きました
ロングドライブには、上下のシートポジションは大切なこだわりです
今回も、加工作業で、お客様の 「お財布応援」 が出来、本当に良かったです
ランクル70 フル整備のつづき...
先週ご入庫のランクル77のリヤホーシング乗せ替えがようやく完了し、本日からはフロント側アクスル整備へと掛っていきます
フロントアクスルのハブベアリングのガタつきも酷く、バグベアリングの打ち換えからスタートです
「画像2」 ディスクローター痩せもホントに酷く、あまりこの様な状況までは見た経験がありません
「画像3」 当然ブレーキパッドも変摩耗 ディスクもフロントが割れるか、リヤが割れるか
いずれにせよ危険な状態です
「画像5」 スタビボルトは相当前から欠落してしまっていたようで、折れた先がえんぴつのようになってしまっています
ショックのボトムケースは、羽根つき餃子のような状態に オイルも既に無くなり、全く反発がありません
「画像6」 タイロットエンドのボールジョイントもガタガタで、ステアリング時の切れ角にも違和感があります
リーフスプリングも2番、3番が折れていますね~
民間車検工場さんでの毎回の車検整備だったようですが、民間さんは陸運持ち込み検査しなくて良いですが…手抜きにも程があります
こんな状態でもオーナー様は、「お気に入りのランクルですので、まだまだ乗りたい」 と…
このオーナー様の気持ち
大切な車を預かるのであれば、もっとお客様の心に入り込んで、同じ気持ちで車を整備してあげて頂きたいですね。
当社も安くしてあげたいとは日々、毎回思っていますが、価格だけを考えていれば良いのか…
本当にダメな部分や、予防修理の必要は部分はしっかりご提案させて頂き、そのご提案に納得頂き、お請けさせて頂きましたら、そこで修理内容と金額を頑張るのが
本当にお客様の為、愛車の為ではないでしょうかと…
足回りが終われば、次はエンジン部へと…作業の手を進めて行きますので、もうしばらくお待ちくださいm(__)m
ブレーキピストン固着はトヨタ車の泣き所ですね~
キャリパー分解オーバーホール修理させて頂きました
スペアータイヤの空気圧チェックの必要性
皆さんはスペアータイヤの空気圧チェックはしてますか
特にGLOBAL扱い車種は、悪路を走るケースが多いのでスペアータイヤは絶対的な車載アイテムです
当社では、車検や定期点検などのご入庫の際には、スペアータイヤの空気圧チェックは必ずさせて頂きます
スペアータイヤなどの通常使用していないタイヤは空気が抜けますので、少々高めで空気を入れておきましょう
スペアータイヤは緊急時に使えないのは、本当にパニックのパニックになります
最近の車は、室内スペースを確保するために、少々面倒な箇所に添え付けてありますが、万が一の時には必ず必要なアイテムですので
ここは手抜きせず、エアーバルブ割れやパンクの点検と併せて、空気圧チェック作業は必修です
JAFさん曰く、最近の車はスペアータイヤが装備されていない車種が多く、事故や脱輪によるトラブルの際には非常に困るととの事
せっかくスペアータイヤが装備されているのですから、緊急時には必ず役に立ちますので、
オーナー様ご自身でも是非チェックしてみて下さい