本日は、8月からご予約頂いておりましたM様の32シェラの故障診断です
最近、他社様でご購入されたジムニーシェラですが、
走行中「エンジンチェック」ランプが点灯するとの事で、新規にご入庫頂きましたが…
このケースのチェックランプの故障事例は、O2センサーが多いようですが、ダイアグノーシスで信号拾いますが
メッセージ無しです
オーナーさんの話ですと、登り坂などでチェックランプが点灯との事ですので
エンジンの不完全燃焼か、カム角のタイミングズレなどが疑われます
さっそく、点火系と燃料系を点検です
確かにプラグの消耗は酷いのですが、これがイタズラしているようにも思えず
燃料フィルターを外して見たところ、サビ一色のガソリンが出てきます
これでは不完全燃焼しますね
燃料タンクも下ろして見たところ、タンク内もサビで酷いモノです
今回は、燃料タンクAssyと、燃料ポンプ、燃料フィルター、スパークプラグ交換で、エンジン復調です
続けて簡易的な点検のご依頼もありましたので、簡単に点検させて頂きましたが…
2.5インチアップにも関わらず、リヤのブレーキホースは延長加工がされて無い為、非常な危険な状態です
「画像6」いつ切れてもおかしくない、パッツンパッツンのブレーキホースです
万が一、走行中に切れればブレーキ不能です
また、テンションロッドもそのままですので、車体は右側にズレてしまっています
キャスター角の補正も無く…
購入先は他県のジムニー専門店らしいのですが、専門店としてのこだわりは無いのでしょうか
確かに車検は通るでしょうが、ブレーキは危険です
年に何度かありますが… こういう他社様でご購入された車の再点検ご依頼は、請けたくは無いのですが…
確かにカスタム車は見栄えが良ければ販売は楽かも知れませんが、
やはり会社は、帳簿に向かって仕事はしてはイケません
当社も社員が居りますので、社員の幸せのために、少しは帳簿を見ますが、やはりお客様の方に向いてお仕事させて頂かなくてはイケません
この様な仕事は毎回ですが、完成しても、何かスッキリしない納車になります