本日は、エンジン始動不良で1KZのハイラックスサーフの緊急ご入庫修理です
実はトヨタ系ディーラーに先週レッカー入庫されたのですが、ディーラーさんでは原因がわからないとの事で修理を断念されたらしく
また、貸し出しされていた代車を返して欲しいとの事で、早々に引き取って下さい…と連絡があったようです
困り果てて、その次にご使命を頂いたのは当社らしいのですが…
故障診断をしてみないと…修理期間が長期なのか、短期なのか判断が出来ませんが、困り果てた様子ですので
なんとか代車の準備をさせて頂き、入庫先のディーラーまでレッカー引き取りさせて頂きました
さっそく入庫し、故障診断です
セルクランクはするようですが初爆がありません
そこで、ディーゼル特有の燃料エアー噛みも疑います
燃料フィルターキャップのポンピング作業しますと…燃料がドボドボ出てきます
完全にキャップ劣化でエアー噛みもあるようです
始動時のメーター内チェックランプは、エンジンチェックランプ点灯と、始動前のグローランプが点きません
この場合、まずは1KZの場合、エンジンコンピューターを疑います
さっそくコンピューターを開けて見ると、やはり基盤に液漏れ跡があります
1KZのコンピューター基盤修理は、20年もするとやはり基盤内のコンデンサーや、ダイオードの経年劣化もしますね~
今回の場合は、コンデンサー×7個、ダイオード×1個の交換となりました
ECUオーバーホールとポンプ修理交換作業後は一発エンジン始動です
お客様に「当社ではわかりません」「修理出来ません」と言えませんね~
当社も、全ての故障修理が出来る訳でもありません故障事例によっては修理出来ない事もあります
但しお客様が当社を頼って来られましたので、最後までお手伝いさせて頂かなくては失礼です。
その場合は修理出来る会社を探しまでするのが、修理を請けた会社の責任です。
まして、動かない故障車を預かっているのに「代車を返却下さい」とは言うことは、不動車はどうなるのでしょうか
言っているサービス担当の人も、上からの指示なんでしょうが…
やはり上の向いて仕事はしてはイケません
私たちサービス業は、お客様の方に向いて仕事しなくてはイケません …と、思った今回の修理でした