本日は、先日ご成約頂きましたJA11コンプリートの納車前点検整備作業です
走行は99,000キロと非常に少ないのですが、経年劣化による消耗も含め、今後発生しそうなトラブルを防止していく為にも
オルタネーターやサーモスタットなどと、長く乗って頂く為にも、長年の経験値と故障事例を参考に
24ヶ月分解点検整備を実施していきます
先ずは、やはりフロントナックルのオーバーホール作業となりますが…
このナックルオーバーホール作業工程は
キングピンベアリングやハブベアリングの打替え作業が基本中の基本です、整備工場であれば何処でも作業は可能です。
しかし、この全作業行程で一番重要な作業は、実は磨きと清掃が最重要作業となります
「画像2~6」特に重要な箇所は、ナックルアームのサビの磨きとスピンドルの磨き清掃ですが
この作業を徹底しておかないと、交換したナックルオイルシールに傷が付き、ナックル裏から泥や水の混入で、折角打ち換えたベアリングをサビさせてしまい
ジャダー発症や等速異音を引き起こしてしまいます
可能な限りサビと汚れを落とし、そのあとはサビ止め塗装施工で、長期の故障対策をしていきます
また今回は、新オーナ―様の身長体格からドライビングポジションに窮屈感があるとの事ですので
運転席シートのスライド量を、プラス30ミリほど後方へ移動できるよう、スライドレールの加工も併せて実施させて頂きました
もう少し作業手進めて行きますので、納車まではもう少しお時間頂きますが、全社員「全てに全力で」新しい車でのカーライフのお手伝いさせて頂きますので
ご理解とご協力、宜しくお願い致しますm(__)m