本日は、車検でご入庫頂きましたJA12ジムニーの
フロントショック抜けによる、ショック交換作業でしたが
ショック交換と同時に、アッパーマウント割れも発覚しましたので
いずれまた発生する故障修理となりますので、同時にアッパーマウントの補強修理もさせて頂きました
JA系コイルリジット車の「あるある」ですが
経年劣化による、フロントショックのアッパーマウント割れは、JA系の泣き所ですね~
製造段階で、材質の薄さと、ショックブッシュの劣化によるスリーブ遊びによって、
スリーブホールが拡張してしまい、ショックが鉄板を割ってきます「画像2」
サイドフレームから切り取り、マウントAssy溶接交換することとなりますが
当然修理費用は高額になるのは必須ですね~
しかし、同じ部材を交換しても、雪道などの悪路走行で無理をすれば、薄いマウントは、やはり突き破ってきます
ここは、やはり現物修理による強度増しが一番ですね
3㎜厚の平ワッシャーを、マウント上部に溶接付けしていきます
組み上げ前には、固くなったブッシュの交換は勿論ですが、加工部へのサビ対策が一番大切な作業工程です
加工部はサビ付いてくれば、当然強度は落ちてしまいます「画像3.4」
サビ対策には刷毛塗り塗装が一番、長期効果的ですね~
マウント交換よりもはるかにお安く、強度も数倍上がりますし
何と言っても一番は、お客様のお財布に優しい事です
どんなに気に入って乗って頂いても、コストが掛かってくれば、愛情が無くなってきます
せっかく縁あって手元に来た車です、長く安全に快調で乗って頂けますようお手伝いさせて頂く事が、
販売よりも大切な自動車会社の役目です