本日は、先週緊急でお預かり致しました、JB23ジムニーのジャダー修理加工作業です
ジャダー修理の受け入れは、ご予約にて受け入れしておりますが
ジャダーの症状も酷く、当社まで自走ご入庫も難しい程の状況らしく、
代車の貸与と、修理期間の制限もないとの事で、先週お預かりしておりました
本日、リフトの作業隙間がありましたので、さっそく「ジャダー修理」の集中整備を実施させて頂きました
既にキングピンベアリングは破断しており、症状の酷さを感じさせます
リフトアップはしてないノーマルジムニーですとの事で、ご購入されたようですが、
お客様も、他のジムニーと比べても高いように思うのですが…と問い合わせても
販売店様曰く、当社はジムニー得意としてますとのお話をしておられたようです。
しかし車両は、一目瞭然、前後のラテラルロッドも社外品、キャスターブッシュも圧入済みと…
で、JB23のジャダーは有るものと言われたそうで… ジムニーは、そんな車では決してないです
また今回は、装着タイヤの編摩耗と硬化劣化がありますので、タイヤの悪戯によるジャダー再発症は避けられませんので
当社のストックタイヤ、新車外しのラジアルタイヤへの組み替えをお勧めさせて頂きました
そこで、組み換え作業で気が付いたのですが…
装着ホイールがマットブラック系に塗装させておりますが、ナント ナットホールまで塗装させております
このナットホールへの塗装は、塗料は油性ですので、走行によるホイールへの熱で塗料溶け、グリスの役目になり
ナットが緩むという、本当に危険な状況になります
さっそくナットホールの塗膜を全て除去させて頂き、装着させて頂きました
見栄えも大切な事ではありますが、しっかりとした知識の上で、カスタマイズして頂かなくては
一番危険な状況にしてしまうのは、お客様です
ジャダーが怖くて乗れなかったジムニーだったそうですが、
快調に走ってくれるよう、全力で整備させて頂きましたので、これからの季節、紅葉や雪道と
ジムニー本来の、頼もしい走りを楽しんで頂けたら幸いです