本日は、新規ご入庫Y様のランクル80 継続車検でのご入庫ありがとうございますm(__)m
先日個人売買で県外よりご購入され、車検が10月満了との事で新規でご入庫されました
車歴の整備記録が無いので、全点検ご依頼です
ご入庫時点で、運転席下から冷却水が漏れているようで ランクル80では定番ですが、リヤヒーターパイプの腐りが原因の故障です
ただし、このウォーターパイプは2分割で、エンジンブロック裏からフロントマフラー触媒の遮熱板上を通ってリヤヒーターコアまでの
パイプラインなのですが、フロント側ウォーターパイプはミッションを下ろさないと交換出来ません
定番の腐り箇所は、パイプ固定用のステー部付近が腐りますので、腐りのないパイプを残しパイプエンドは圧抜けしますので、フレア加工です
ミッション脱着の高額な作業工賃をお客様にご負担無く、交換させて頂きました
この「フレア加工」は、ブレーキパイプ製作などに使う「フレアリングツール」を使うのですが、ウォーターパイプのような厚みのある
固いスチールパイプにはこの工具だけでは「フレアリング」は加工出来ません
一手間とオリジナル工具を駆使して、「画像4」のように、パイプ抜け防止の「フレアリング」を4か所加工します
純正ウォーターパイプには、防錆用テフロンコーキングがさせてはいますが…
やはり水分を持ちやすい固定用のステー部は、長い期間でまた腐ってしまいますので、防錆ペンキ施工で2重のコーキング
これでまた永~く乗って頂けそうです